実装直後からその高い攻撃性能と味方への連撃バフ・追撃付与を評価され、多くの人がさっそく愛用している主人公ジョブ「マスカレード」ですが、水属性のマグナ・ヴァルナ編成どちらでも非常に有用なジョブとなっています。
その中でも今回は、誰でも無理なく入手することのできる四象武器の水短剣「冬ノ霜柱」をメイン装備とした編成について、具体例も交えて色々書いてみました。
同じ水短剣ということでヒュプノスクリス(リヴァマリ短剣)と、新しく追加された水着シャレム短剣のゾディアコ・ヴィテについても触れています。
解説は両面ヴァルナのものになっていますが、マグナ編成でも使えると思うので応用してみてください。
また、現在主流の技巧軸への移行が間に合わず、ひと昔前の必殺軸編成で戦っている人でもしっかり使えるものとなっています。
冬ノ霜柱について
まずは今回の主役となる「冬ノ霜柱」についての解説です。
四象降臨のイベントで交換できる水属性の方陣スキル(マグナスキル)付きの短剣となっています。
性能はこんな感じ。
マグナ編成の場合はそのまま火力武器として機能し、神石編成の場合はスキルはあまり効果的に活かせないですがマグナ攻刃枠としての起用が可能です。
ポイントとなるのは奥義バフの「味方全体のクリティカル確率UP」の部分。
奥義発動含む3ターンの間、味方全体に「発動率100%・倍率20%」のクリティカルバフを付与するものとなっており、奥義を回転させることで常にダメージ20%バフをかけ続けることができるため非常に強力。
上記にもある通り神石編成ではスキル内容こそ微妙ですが、この奥義バフで全部チャラにできるくらい普通に強いです。
ヒュプノスクリスについて
同じく水短剣。こちらはマグナではなく通常攻刃スキル+イクシード(奥義上限15%アップ)。
ヴァルナ編成でマスカレードを起用するのであれば無課金武器の中では最有力。
しかしリヴァマリスからのドロップ武器ということもあり、冬ノ霜柱と比べて圧倒的に入手難度が高いです。
周年の武器交換チケットでも完凸済みが交換対象に入っていますが、マジェスタスという強力なライバルがいるのでわざわざこのために優先的に取るのかが悩ましいところ。
奥義効果について
奥義効果が全体に高揚となっているので、奥義を回したい場合には有用ですが、必要以上に奥義が回りすぎてしまう可能性も一応考慮しておくべきです。
また、4凸すると奥義効果に「ガード効果」も付与されるようになり、長期戦においてもバランスの良い性能となっています。
ゾディアコ・ヴィテ…必要?
水着シャレム短剣の「ゾディアコ・ヴィテ」。
スキル1『渦潮の乱舞』
水属性キャラの攻撃力上昇(中)/トリプルアタック確率上昇(中)
スキル2『フラッドオブネイルズ』
水属性キャラの攻撃力上昇(EX枠/中)
奥義が連撃アップ+追撃10%付与ということで、水のパラゾニウム枠として高い注目度。
水マスカレードのメイン武器としてヴァルナ編成・マグナ編成どちらにおいても最有力の短剣となっています。
ここに注意
かなり強そうな武器に見えますが注意点があります。
まず超越カトルの奥義バフと、この武器の奥義バフは共存せず上書き関係にあるということ。
また、第1スキルは連撃アップではなくTAアップであること。メイン武器ではなくサブ武器としてミュルグレスと比較されることが多いですが、ミュルグレスは三手=DA/TA率アップなので少し違いがあります。
超越カトルがスタメンならいらないかも
個人的に思うこの武器を凸るかどうかの基準は、超越カトルをスタメン運用するかどうかという一点だと思います。
超越カトルを使うならこの武器は無理に凸る必要はないと思いますし、超越カトルを抜いた編成を考えるなら凸るという感じ。
上にある冬ノ霜柱・ヒュプノスクリスでも十分な性能であり、こちらの武器をメインにしても劇的な変化があると言われるとそうではないと思います。そこはよく考えて凸るようにしたいですね。
マスカレード解説・アビリティ例
マスカレード自身の強さについてはあまり深く解説しません。各攻略サイトなどをまわれば情報収集できると思うのでそちらを参考にどうぞ。
アビリティ・パッシブによる味方への連撃と追撃バフで補助しつつも、主人公自身が4ターン2回行動を使ってダメージを稼ぎまくることのできるジョブとなっています。
基本的なアビリティセット例はこれ。
シャル・ウィ・ダンスのフィールド効果で味方全体の連撃率アップ+追撃付与、リンガリング・セントの主人公2回攻撃でダメージと初速を稼ぐ形になります。
2回攻撃によって主人公の初回奥義発動が非常に速いため、冬ノ霜柱の奥義バフをすぐに乗せることができます。
キャラ編成や戦術次第ではミストの枠は別のものに変えられるので、マスカレードのリミアビからもう一つ選択するか、HELLのボスの行動に合わせてディスペルなどを持たせるのもアリかもしれません。
バウンス・シャッセは手動でHELLをまわる時などに、シヴァ召喚や追撃バフと組み合わせていい感じに機能する可能性も。
装備編成例
通常攻撃でガンガンダメージを出していくことになるので、技巧軸や水着カリオストロを使った会心編成と相性が良いのは間違いないですが、ひと昔前の必殺軸編成でもしっかり機能します。
昔ながらの必殺軸+渾身編成だと、人によって差異はあると思いますがざっくりこんな感じになるはず。
ワム槍を使った技巧編成の場合は、単純に武器編成をそのままにメイン武器を冬ノ霜柱orヒュプノスクリスに切り替えるだけです。
装備内訳
- 冬ノ霜柱orヒュプノスクリス
- 絶対否定の杖(終末)
- フェイトレス(アストラルウェポン)
- 天司武器
- ブルースフィア
- コスモスロッド
- フィンブル
- 聖域の錫杖(カーオン杖)
コスモスロッドやカーオン杖の枠は自身の手持ちと照らし合わせて何か良さそうなものを選択する感じでOKです。
終末の第2スキルは基本アビダメ上限になるでしょうか。通常攻撃上限はアストラルウェポン5凸でカバーできます(画像は4凸ですが;;;)。
キャラクター編成例
2021年の水有利古戦場で自身が使ったキャラ編成。
周年の無料ガチャ期間で偶然にも水着コルル、水着ルシオを引くことができたのでそのまま起用しています。
リリィの安定感については今更解説する必要はないでしょう。
100HELLまではこれで行く予定ですが、150HELLは相手の火力次第でもう少し安定度重視に切り替えるかもしれません。
マスカレード×水着ルシオは相性抜群
- マスカレードの2回連続行動と、水着ルシオ3アビの単体に2ターン90%追撃・TA確定の組み合わせが超強い。火属性ダメカット70%も付くので、敵対心の高まっている主人公がうっかり被弾しても安全。フルオートの場合3アビは発動しないので初回だけ主人公にかける形で。
- シャル・ウィ・ダンスによる6ターンフィールド効果の連撃アップは実は味方だけでなく敵にもかかってしまうが、水着ルシオ2アビによる敵のDA/TA率ダウン効果で打ち消すことができる(こちらも丁度6ターン継続)
- マスカレードの2回行動と、水着ルシオ1アビの追撃の組み合わせが強力。奥義ゲージ20%アップ効果で、冬ノ霜柱の奥義バフ回転率もアップ。
水着コルルも組み合わさるとなお強い
- 水着コルルは自傷効果によってHPを常にギリギリ維持して戦うことになり、被ダメ無効などのアビはあるもののできるだけ被弾を避けたい場面が多いが、マスカレードの1アビによる主人公敵対心アップや、水着ルシオ2アビによる敵の攻撃性能大幅ダウン+全体無敵などでカバーしやすい。
- 片面枠の防御20%デバフ持ち。ミスト+リリィ累積と合わせると下限。
- 1アビの味方全体特殊強化により攻刃加算の攻撃50%アップ、防御100%アップ、連撃率アップ。連撃率が高まることでマスカレードの舞踏レベルも上げやすい。
- 自傷を連発する影響でフルオート適性が低いと思っている人がそれなりにいるようだが、消費するまで継続する被ダメ2回無効や、玉水の刻印を3消費して致死ダメージを耐えるパッシブがあるため実はしぶとく生きる。相手の攻撃性能次第ではそこそこ耐えたあとに落ちてしまうかもしれないので、それ前提にサブメンバーも配置しておく。
その他のキャラ候補
- ヴァジラ(単純性能高)
- 超越カトル
- 超越ウーノ
- 水着カリオストロ(技巧軸会心用)
- 水ゼタ(アタッカー性能高)
- エウロペ(回復・TAバフなどバランス型)
- ハロウィンロゼッタ(150HELL向けの耐久用)
- ハーゼリーラ(サブ用)
などなど。水属性は単純に性能の高いキャラがかなり多いので、基本的にはどんな構成でもいい感じに戦えると思います。
雑にダメージ計測
上記のリリィ・水着コルル・水着ルシオ+必殺軸の編成で4ターンのダメージ計測したものです。
基本はフルオート想定で、主人公のフィールドとルシオ3アビのみ初回手動で使用。
左が奥義無し、右が奥義有り(経過時間はあまり気にしないでください)。
4ターン殴る分には奥義オフが基本速いので、マルチ救援などの貢献度稼ぎで短期運用したいのであれば奥義オフで良さそうです。
技巧軸の場合は短期運用なら顕著に奥義オフが速くなります。
古戦場HELLなどの長期戦想定の場合は奥義をオンにすることになりますが、それぞれの奥義バフが優秀なので安定感アップ。
冬ノ霜柱のクリティカルバフは技巧軸の場合やや無駄に思えるかもしれませんが、HELLは100・150になるとボスの防御力がかなり高くなるため、HPが減って渾身が落ちてきた場合などにいい感じに刺さると思います。